ゲーム情報学研究室 / 竹内研究室
お知らせ
- 2023/11/17-19 第28回ゲームプログラミングワークショップ(箱根セミナーハウスとオンラインのハイブリッド開催)にてM2 土居が「生物学的制約による人間らしい対戦テトリスAIの研究」, M1 藤田が「将棋における平均悪手を用いた特徴と棋力の分析」という題目で発表しました
研究内容
ゲーム情報学分野での研究やゲームプログラミングを行います. 将棋や囲碁などのボードゲームを題材とした, 強いゲームプレイヤの作成の他, 強いプレイヤを前提とした新しい研究テーマの発見に取り組んでいます.
ゲームは古くから様々な技術の応用先として研究されてきました. 人間並みの賢さの実現は人工知能の一つの目標であり, ゲームにおいてトッププレイヤを上回るコンピュータプレイヤを作成することが研究されてきました. 現在では, オセロ, チェス, 将棋, 囲碁と有名なゲームではいずれも人間より強いプレイヤが作成されるようになりました.
今後もコンピュータプレイヤを強くする研究は続いていきますが, 新しい研究課題として次のようなことが考えられます.
- コンピュータプレイヤにまだ出来ないこと
- 例: 指手の解説・説明, 適切な強さの調整, 指導
- 人間より強いプレイヤを扱えるから出来ること
- 例: 対戦相手の強さの評価
人間は助言を受けて強くなることができますが, コンピュータにはそれが可能でしょうか? そのような問を立て, それを示すためにどのようなデータがあれば良いかを考え, 適切なデータ計測や実験を計画・実行し, その問に答えようと試みています.
テーマ例
- 複数のコンピュータプレイヤの利用・協調: 合議の利用や改善・解析, コンピュータプレイヤへの助言
- ゲームプレイヤ作成・性能改善: 探索・評価・学習・戦略など
- 強いゲームプレイヤを使った研究: 合議, レーティングの推定
- 接待プレイヤ作成, ゲームの難易度調整に向けて
研究プロジェクト
- 2021-2023年度: 「ゲームAIの多様性評価とその影響について」科学研究費助成事業 基盤研究(C), 研究課題番号: 21K12195
受賞など
- M2 前川 計測自動制御学会 SICE優秀学生賞 を受賞(2022年度 SICE優秀学生賞 受賞者一覧(pdf), 高知工科大学 広報ページ )(2023/3/22)
- GAT2022 TUBSTAP部門 優勝 (2022/3/19-20)
活動
- 修士輪講
- Artificial Intelligence and Games(2023年)
- AI for Games, Third Edition(2022年, 2023年)
- 輪講
- コンピュータ囲碁 -モンテカルロ法の理論と実践-(2018年 3-4Q, 2019年 3-4Q, 2021年 3-4Q, 2024年 2Q)
- ゲーム情報学概論(2020年 1Q, 2024年 1Q)
- ゲームAIと深層学習 ニューロ進化と人間性(2022年 1-2Q, 2023年1-2Q)
- 新しいLinuxの教科書 (2021年 2Q)
- ゲーム計算メカニズム(2018年 1-2Q, 2021年 1Q)
- 深層学習 (2020年 3-4Q)
- Python言語によるプログラミングイントロダクション第2版(2019年 1-2Q, 2020年 2Q)
- ゲームプログラミング
- ゲームAI 大会参加
メンバー
教員
- 竹内 聖悟 (講師)
- 居室: A463
M2 (1名)
- 藤田 和音
M1 (1名)
- 吉川 実
B4 (5名)
- 石塚 真瑠
- 大下 温斗
- 河渕 悠有
- 坂野 功樹
- 前久保 智貴
B3 (5名)
- 足立 知己
- 大月 陽平
- 佐々木 嶺
- 太郎良 俊輔
- 中村 陵雅
リンク
関連研究室など
関連学会など
- 情報処理学会 ゲーム情報学研究会 SIG-GI
- 研究会の他に, ゲームプログラミングワークショップ も開催
- International Computer Games Association (ICGA)
- Computers and Games (CG) , Advances in Computer Games (ACG) などの国際会議を開催
- The annual IEEE Conference on Games